上海のデジタル事情…とは関係なく普通に現金でフラフラしてきた話

上海に行ってきました!

事の発端としてはすごくライトな思いで、「WeChatPayで支払いしてみたい!」と思ったため。そんな時に身近で上海行きの話が浮上したので、「上海のデジタル化ってそんなにすごいのかな?」というのを体感しに行こうと思ったのですが、WechatPayなら国内で体験できんじゃんwじゃあいいじゃんw

という事で、WeChatPayにはあんまり拘らずにとりあえず行ってみることにしました。

事前準備〜出発

中国といえば「日本では当たり前のWebサービスは使えない」問題。これをクリアするために、イモトのWi-Fiをレンタル。

1日500MBあれば十分かなーと思って、とりあえず中国プレミアムプランを契約しておきました。成田空港の出発ロビーで受け取れます。

それ以外の準備は皆無。上海に何があるのかも調べすに、リュックひとつでいざ上海へ。

あ。あとすでにキャッシュレス決済は諦めていたので、逆に現金使えるのかどうか調べたくて3万円ほどを中国元にしました。1元 = 18円程度だったので、1,600元GETだぜ!

観光ではないので、これで十分なのです。何が良くて何が不便かを感じるには、これが一番です。ホテルへの道順すら調べてませんでした。

到着

浦東空港到着後、レンタルしたイモトのWi-Fiの電源を入れると、即Wi-Fiが利用できました。日本のWebサービスもバッチリ。速攻でチャットワークとSlackから仕事の通知が来たので、アプリごと消しました。通信量がもったいない。

散策

今回の宿泊先は、「錦江飯店(Jinjan Hotel)」。

浦東空港からホテルまでは、地下鉄2号線を人民広場駅で1号線に乗り換え、陝西南路駅に向かいます。

中国でGoogle使えないとは言え、まぁマップには一応いろいろ情報はあるので、それ使って視察したところを紹介していきます。紹介?そんなに大した情報ないけどな。

Jin Xian Lu

中国語の変換のしかたが分からない…要は、この通りです。

お尻に花火指してる写真が見受けられますが、いたって落ち着いたとおりでして、飲食店よりは服飾店の方が多い印象でした。なんとなく、昔の裏原(死語なの?)を思い出します。

ここから陝西南路に出ると、それはそれで裏原系フィギュアが飾られた服飾店がいくつもあったので、多分そういうことなんでしょう。

お昼ご飯は、陝西南路沿いの「Fen Bar」というおしゃれなラーメン屋さんで海老そば食べました。美味しいし、店員さんが可愛かったです。????

准海中路

陝西南路駅は、もちろん陝西南路にあるわけですが、すぐ眼の前の大通りが准海中路です。こちらは銀座さながらのキラキラ感。

夜にもなると、ビルの照明もいい感じにキラッキラです。

通りを歩く人も若い。イキった感じの若者カップルが多数。銀座というよりは、原宿の明治通りや表参道に出た感じかなぁ。とにかく、「そこにいるのが楽しい」感がありました。

iapmって商業施設は、ビル内も吹き抜けですごくきれい。

特に買いたいものがあるわけではないので、地下の揚げ麩屋さんで揚げ麩とスープを食べました。脂分と塩分すごいけど、優しいスープに埋めれば癒やしでしかない逸品でした☺

茂名南路

准海中路から錦江飯店に向かう道を反対に行った通りです。一気に寂れた感がある…というか、どうやらドレスやら夜のお店用の服飾店が並んでいるようなんですが、いくつも潰れた店がそのまま残ってます。

それでもWeChatPay対応されていた名残がありました。ホントに当たり前になっていたんですねぇ。

あ。ちなみにここまで、支払いは現金です。どこかのサイトに「現金は嫌われる」みたいなチコちゃんみたいな言い方で書かれてたりしましたが、そんな気配はまったくなかったです。

升平街付近

ちょっと道の名前が不明確なんですが、多分、升平街のあたりもうろつきました。ここまで来ると、中国っぽいごちゃごちゃした感じ。

すごく怪しい寂れたペットショップ。でもWeChatPay使える。。すごい。。。

この後、結構長いこと歩きながら、人民公園の方へ向かいます。

南京路歩行街

南京西路を抜けて南京路歩行街まで来ると、これまた銀座みたいな賑わいですな。写真撮り忘れたけど。

http://www.shanghaikanko.com/nightview/nanjingdong.html

Appleなどのショップも出てくるので、普通に普通です。老若男女が楽しそうに歩いています。

ちょっと入った道にはこれまた中国や台湾的な飲食店が並びますが、ふらっと入って水餃子とか食べたけど本当に美味しい…もちろん現金でニコニコPayです。店員もニコニコでした。

通りのつきあたりには黄浦江があり、その向こうには上海金融街のシンボル「上海環球金融中心」があります。が、天気も悪かったので怪しげな雰囲気しかわかりませんでした。

途中、どのビルか名前は忘れてしまったけど、地下1階にある飲食店街もいい感じに活気づいてて、中国キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!感がすごかったです。

その場でヤシの実を割って作るジュースは美味しそうだった。飲まなかったけど。

ここからホテルに帰る道なりも、やはり一本入るといい感じに退廃的で、この変容がたまらなかったです。

感想

既にいろんなメディアや他者のブログなどでも言われていますが、上海は通り通りで持つ顔が本当に違っていました。住民と客の違いもスゴくはっきり別れている印象。

日本ではある程度の区画で整備されているものが、通り単位でここまで変わるか?というのが普通に歩いてて興味深かったです。

あと、全然触れてませんでしたが、イモトのWi-Fi500MB/日は、ほぼ毎日数時間であっという間に上限に達して使えませんでした。結局ホテルのWi-Fi使って、Baiduでいろいろ調べてましたよ。Baiduインストールするのが普通に便利でした。

お店の注文では、中国語分からないから英語で話すと、何かきつい口調で言い返されるけど、結果スマホで英語で答えてくれたり。その内容もスゴくこっちにいろいろ教えてくれる内容だったり。お礼言うとみんな「ええんやで」って感じでニコニコしていて、いい人ばっかりでしたよ。

結論として、目的なく街なかを歩くっていうのもいいですね。ただ視察するというのはいろんな気づきを得られていいなぁと感じました。こちらから取りたいコミュニケーションも変わってくるし。またこんな事をやりながら、世界のデジタルコミュニケーション事情について学んでいきたいなと思いました。

あー。こういうのがエスノグラフィック調査っていうのか。違う?